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礼金あり物件のメリットとは?敷金との違い・退去費用まで宅建士が解説

礼金あり物件のメリットとは?敷金との違い・退去費用まで宅建士が解説
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物件サイトで「礼金1ヶ月」の表記を見るたびに、払う価値があるのか悩みますよね。

礼金ありの最大のメリットは、家賃が抑えられて物件の選択肢が広がることです。

横浜の不動産事情に詳しい宅建士が、礼金あり物件の損得から「敷金なし礼金あり」の仕組みまで、契約前に知っておきたい情報をまとめました。

目次

そもそも礼金とは?敷金との違いを30秒で整理

礼金とは?敷金との違いを30秒で整理した比較図

礼金は大家さんへのお礼として払い、退去時に戻らないお金です。

一方の敷金は、退去時の費用を差し引いた残りが戻ってくる「預け金」。

両者は名前は似ていても、性質がまったく違います。まずはこの違いを押さえておきましょう。

礼金は「お礼として払って戻らないお金」

礼金は、賃貸借契約のときに借主が大家さんへ払う一時金です。家賃の1〜2ヶ月分が相場で、退去時に返金されません。

もともとは戦後の住宅不足時代に「貸してくれてありがとう」の気持ちで渡したお金が慣習として残ったもの。

関東圏で根強く残る一方、関西では「保証金」という別の仕組みが主流です。

近年は入居者確保のため礼金ゼロの物件も増えていますが、横浜駅・関内駅・桜木町駅など人気エリアの物件は、いまも礼金1ヶ月設定が多いのが実感です。

礼金は契約書では「権利金」と書かれることもあります。

敷金との違いは「返ってくるか/返ってこないか」

敷金は、家賃滞納や原状回復費用に備えて大家さんに預けるお金です。国土交通省のガイドラインQ&Aでは、次のように定義されています。

敷金は、賃借人が賃料を滞納したり、賃借人が不注意等によって賃借物に対して損傷・破損を与えた場合等の損害を担保するために、賃借人から賃貸人に対して預け入れるものです。

引用:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)のQ&A

ポイントは「預け入れる」という言葉です。問題がなければ退去時に返ってくるのが敷金、戻ってこないのが礼金。違いは下表のとおりです。

項目礼金敷金
性質大家さんへのお礼退去費用の担保(預け金)
相場家賃の1〜2ヶ月分家賃の1〜2ヶ月分
退去時の返金なし原状回復費を引いた残額が返金
法律上の返還義務なしあり(民法622条の2)
出典:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をもとに作成

名目より「退去時にいくら戻るか」を契約書で確認するのが本質ですよ。

敷金・礼金の支払いタイミングや初期費用の総額について体系的に知りたい方は、「敷金礼金はいつ払う?支払うタイミングと初期費用の総額を宅建士が解説」もあわせてどうぞ。

礼金ありの物件に住むメリット【借主目線】

礼金あり物件に住む借主側の4つのメリット一覧

礼金あり物件のメリットは月々の家賃が抑えられ、物件の選択肢が広がる点です。「払い損では?」と感じる礼金にも借主側の実利があります。

ここでは横浜での部屋探し経験を踏まえて、4つのメリットを整理しました。

月々の家賃が抑えられるケースがある

礼金ありの物件は、礼金なしより家賃が0.3〜0.5万円安く設定されているケースが多いです。大家さんは礼金で初期収入を確保できる分、月々の家賃を下げる余裕が生まれます。

横浜駅周辺で同条件のワンルームを比較すると、礼金1ヶ月ありの物件は8万円、礼金なしの同等物件は8.5万円という構図がよくあります。

長期で住むほど家賃差が効いてくるため、4年以上住む予定なら礼金ありのほうがトータルで安くなることもしばしば。

SUUMOで関内エリアを比較したら、礼金ありの方が月5,000円安かったです。

物件の選択肢が広がる(人気物件・駅近に多い)

人気エリア・駅近・築浅の物件は、礼金ありの設定が多い傾向です。横浜駅徒歩5分以内の単身向け物件は、礼金1ヶ月設定が体感で6〜7割を占めます。

理由はシンプルで、放っておいても入居希望者が集まるエリアでは、大家さん側に礼金を下げるインセンティブがないからです。

礼金なしだけで絞り込むと、好立地・好条件の物件は最初から候補から外れてしまいます。

入居審査が通りやすくなる傾向

礼金を払う姿勢は、大家さんから「真剣に住みたい入居者」として評価されることがあります。初期費用を出せる経済力の証明になり、審査でプラスに働くケースがあるのです。

これは宅建士として不動産記事を執筆してきたなかで、複数の管理会社の方から聞いた話です。逆に礼金ゼロ物件には、初期費用を抑えたい人が殺到するため、審査ハードルが高めに設定されている場合もあります。

短期解約違約金が設定されにくい

礼金ありの物件は、短期解約違約金が設定されないケースが多いです。

大家さんは礼金で初期コストを回収できているため、早期退去への保険を別途かける必要がないのです。

一方、礼金なし物件では「1年以内の退去で家賃1ヶ月分」「2年以内なら家賃0.5ヶ月分」といった違約金が契約書に潜んでいることがよくあります。転勤や転職の可能性がある人は、礼金より違約金のほうが痛手になることも。

契約書の「短期解約違約金」の項目は、見落としやすいので必ず確認してください。

礼金あり物件のデメリットと注意点

礼金あり物件のデメリットと注意点3つ一覧

礼金ありの最大のデメリットは、初期費用が家賃1〜2ヶ月分まるごと増えることです。

家賃8万円なら8〜16万円の上乗せになり、引っ越し直後の家計を圧迫します。

ここではメリットだけでは見えない3つの注意点を解説します。

初期費用の負担が重くなる

礼金は契約時に一括で払うため、家賃8万円で礼金1ヶ月の物件なら、敷金・仲介手数料・前家賃と合わせて初期費用は40〜50万円規模になります。

横浜の不動産屋で見積もりを出してもらうと、礼金1ヶ月ありの物件は礼金なしより8万円ほど初期費用が高くなるイメージ。貯金50〜80万円の社会人にとって、この差はかなり大きい負担です。

初期費用全体の内訳や家賃帯別のシミュレーションは「一人暮らしの初期費用は50万円で足りる?宅建士が内訳と節約法を解説」で詳しく整理しています。

一度払うと返金されない

礼金は法律上の返還義務がなく、退去時に1円も戻ってきません。

家賃を抑えるための「先払い」と捉えるなら納得できますが、短期で退去するとまるごと損失になります。

たとえば礼金8万円を払って1年で引っ越すと、月当たり約6,700円の上乗せ家賃を払っていたのと同じ計算。家賃の安さで取り返すには、それなりの居住期間が必要です。

退去時の原状回復費用とは別払いになる

礼金は原状回復費用に充てられません。退去時のクリーニング代やキズの修繕費は敷金から差し引かれるか、敷金がなければ別途請求されます。

「礼金を払ったのに、退去時にも費用を取られた」と感じる人がいるのはこのためです。礼金は「入居の対価」、原状回復費は「退去時の精算」と、まったく別の支払いと理解しておきましょう。

退去費用と礼金は別物。混同するとトラブルのもとです。

「敷金なし礼金あり」物件はなぜ多い?仕組みと注意点

敷金なし礼金あり物件の仕組みと注意点(大家側の事情と借主側のリスク)

「敷金なし・礼金あり」の組み合わせは、礼金が大家さん側のリスクヘッジに使われているためです。

Yahoo!知恵袋でも「なぜこのパターンが多いのか」という質問が多く、横浜の物件サイトでもよく見かける構成。仕組みを知らないと損をします。

大家側の事情:礼金はAD(広告料)に回るケースも

敷金なし礼金ありの物件では、礼金が「AD(広告宣伝費)」として仲介業者に流れているケースがあります。ADとは大家さんが客付けをしてくれた仲介業者に支払う成功報酬で、家賃1〜3ヶ月分が相場。

つまり礼金は大家さんの懐に入らず、仲介業者の取り分になっていることも珍しくありません。敷金なしで初期費用が安く見えても、実態は仲介ルートを優遇するための仕組みということですね。

借主側のリスク:退去費用は手出しになる

敷金なし物件のリスクは、退去時の原状回復費用を全額自己負担で払う必要がある点です。

通常の物件なら敷金から差し引かれて済むものが、敷金ゼロだと請求書を見て一括で払うことになります。3〜5万円のクリーニング代が、引っ越し直後の生活費を直撃するパターンが多いです。

実際、Yahoo!知恵袋でも「敷金なしだと退去でもめるのでは」という不安の声が多数。

敷金なしの礼金ありという物件は どのような、メリット、デメリットがありますか?

引用元:Yahoo!知恵袋(賃貸物件カテゴリ)

契約書で必ず確認すべき3項目

敷金なし礼金あり物件を契約するなら、次の3項目は必ず確認してください。

確認項目チェックポイント
短期解約違約金1〜2年以内退去で家賃1ヶ月分の違約金がないか
原状回復の範囲経年劣化まで借主負担になっていないか
クリーニング特約退去時の清掃費用が定額で決められているか

国土交通省のガイドラインでは、クリーニング特約について「賃借人が負担すべき内容・範囲が示されているか」「費用として妥当か」などの観点から有効・無効が判断される、とされています。

クリーニング特約については[1]賃借人が負担すべき内容・範囲が示されているか、[2]本来賃借人負担とならない通常損耗分についても負担させるという趣旨及び負担することになる通常損耗の具体的範囲が明記されているか或いは口頭で説明されているか、[3]費用として妥当か等の点から有効・無効が判断されます。

引用:国土交通省のガイドラインQ&A

特約があっても、内容が不明瞭だと無効になる可能性があるため、納得いかない条項は契約前に確認しましょう。

契約書で曖昧な特約は、その場で説明を求めるのが鉄則です。

敷金なし礼金あり物件を選ぶ前に、メリット・デメリットや退去費用の相場をまとめた「敷金なし礼金ありの理由を宅建士が解説!退去費用や注意点も」も参考にしてみてください。

礼金あり vs 礼金なし、結局どっちがお得?

礼金あり物件と礼金なし物件の特徴比較(初期費用・物件傾向・向いている人)

結論は「居住期間4年以上なら礼金あり、2年以下なら礼金なし」が目安です。

家賃の差を居住期間で取り返せるかどうかが分かれ目になります。横浜の家賃相場8万円を前提にシミュレーションしてみましょう。

居住期間別シミュレーション

横浜駅周辺の単身向け物件で、家賃8万円・礼金1ヶ月ありの物件と、家賃8.5万円・礼金なしの物件を比較した総支払額がこちらです。

居住期間礼金あり
(家賃8万・礼金8万)
礼金なし
(家賃8.5万・礼金0)
差額
2年200万円204万円礼金ありが4万円トク
4年392万円408万円礼金ありが16万円トク
6年584万円612万円礼金ありが28万円トク
※家賃と礼金のみで試算。敷金・仲介手数料は同条件と仮定

4年以上住む前提なら、礼金ありのほうが10万円以上トクになる計算です。

FP2級の家計シミュレーション視点から見ても、長期居住なら礼金ありを選ぶ合理性は高いです。

礼金あり物件が向く人・向かない人

向き不向きを整理すると次のとおりです。

礼金ありが向く人
  • 4年以上住む予定がある
  • 駅近・好立地で物件を選びたい
  • 初期費用に余裕がある(貯金80万円以上)
  • 入居審査を確実に通したい
礼金なしが向く人
  • 2年以内に引っ越す可能性がある
  • とにかく初期費用を抑えたい
  • 転勤・転職の可能性が高い
  • 物件にこだわりが少ない

迷ったら居住予定期間を基準に決めると判断がブレませんよ。

横浜エリアで実際に物件を比較したい方は、SUUMOやLIFULL HOME’Sで「礼金なし」の絞り込み機能を使うと、両パターンを同時に見比べられます。

礼金あり物件に住んだ人のリアルな声【独自調査】

礼金あり物件の経験者100人に聞いたところ、「条件次第で選ぶ」が63%、「できれば避けたい」が30%でした。

完全否定派は3%にとどまり、多くの人が「条件次第ではアリ」と捉えている実態が見えます。

ここではアンケートで集めたリアルな声を紹介します。

礼金あり物件 メリット 次回も選ぶか アンケート結果(n=100)
※調査概要:礼金あり物件の居住経験がある全国の男女100名/クラウドワークス調べ/2026年5月実施

「礼金を払ってよかった」と感じた理由TOP3

最も多かったのは「物件の管理状態が良かった」で36%。続いて「家賃が相対的に安かった」「大家・管理会社の対応が丁寧だった」が各19%という結果です。

礼金あり物件 メリット 住んでよかった点 アンケート結果(n=100)
礼金あり物件に住んだ100人に「よかった点」を聞いた結果、「管理状態がよかった」が36人で最多。次いで「家賃が安かった」「管理会社の対応がよかった」が各19人と続いた(n=100・複数選択・横浜男子の一人暮らしガイド調べ/2026年5月)

実際の声としては、こんなコメントが集まりました。

礼金ありの物件は全体的に入居者の質や管理意識が高い印象があり、実際に住んでみても共用部がきれいに保たれていました。ゴミ出しのルールも守られていてストレスが少なく、管理会社の対応も丁寧で設備トラブルの際も迅速に対応してもらえた点は安心感がありました。(33歳・男性)

現在住んでいるところは、近隣の相場と比較して、家賃が5,000円程度安いです。5年住んでいますので、30万程度浮いており、礼金分はペイできています。(41歳・男性)

礼金を支払う能力(経済的余裕)がある方が集まり、騒音やゴミ出しなどの面で常識的な感覚を持つ人が多いと感じました。(25歳・男性)

長期居住で家賃差を取り返す合理的な選択をした人や、「入居者の質」に納得している声が目立ちました。

長く住む前提なら、礼金は家賃の前払いとして機能することが分かります。

管理状態の良さは「礼金あり=ハズレ物件が少ない」のサインかもしれません。

「礼金を払って後悔した」と感じた理由TOP3

1位は「初期費用が重く生活が苦しかった」で37%、2位は「礼金分のメリットを実感できなかった」で33%でした。

礼金あり物件 メリット 後悔した点 アンケート結果(n=100)
礼金あり物件に住んだ100人に「後悔・残念だった点」を聞いた結果、「初期費用の負担があった」が37人で最多。次いで「礼金分のメリットがなかった」が33人と続き、不満は主にこの2点に集中している(n=100・複数選択・横浜男子の一人暮らしガイド調べ/2026年5月)

リアルな後悔エピソードも紹介します。

礼金は退去時に戻らない費用なので、住み替えを考えたときに「初期費用が高かったな」と感じました。実際、思ったより早く転勤が決まり、1年ほどで退去することになったため、礼金分がもったいなく感じてしまいました。(33歳・女性)

引越しの際に2ヶ月分ドンと家賃が落ちるので、実際の引っ越し費用と重なって引越し貧乏になった。(62歳・女性)

敷金なし、礼金ありの物件だったため、その1ヶ月分は退去時の現状修復には当てられないと知らず、退去時に後悔しました。(40歳・女性)

特に以下の点で後悔した人が多いです。

  • 短期退去で損した
  • 初期費用の重さで生活が苦しくなった
  • 敷金なし礼金ありの仕組みを誤解していた

礼金は「払って終わり」ではなく、住む期間との掛け算で評価する必要があるということですね。

なお退去時の原状回復費用については、54%が「発生しなかった(敷金から相殺含む)」と回答。礼金あり物件は退去時のトラブルが起きにくい傾向もデータで示されました。

居住予定期間を4年以上確保できるか」を礼金を払う前に考えるのが鉄則です。

礼金あり物件の経験者からのアドバイス

最後に、これから礼金あり物件を検討する人へのアドバイスとして印象的だった声を紹介します。

礼金は頑張れば値切れることが多いのでこれから賃貸する人は頑張って。(45歳・男性)

短期間で出ていくのであれば、かなりもったいないので、2年以上住むことを前提に考えた方が良い。(40歳・男性)

「本当にこの物件に礼金を払っても良いと思うか?礼金を払う価値があるか?」をしっかり内見の時点で見極めておく必要がある。(26歳・女性)

「交渉できる」「2年以上住む前提で選ぶ」「内見で価値を見極める」、この3つが経験者の共通アドバイスでした。

横浜で礼金あり物件を選ぶときのチェックポイント

横浜の礼金相場は家賃1ヶ月分が中心です。

エリアや物件タイプで多少バラつきはあるものの、横浜在住25年の感覚と物件サイトの実物件を見比べた結論です。

横浜ならではの注意点と、礼金交渉のコツを整理します。

横浜の礼金相場の傾向

エリア別の礼金設定の傾向は次のとおりです。

エリア礼金の傾向
横浜駅・関内・桜木町礼金1ヶ月が多数派
神奈川区・西区の駅徒歩10分超礼金なしの物件が増加
鶴見区・南区などのベッドタウン礼金0〜0.5ヶ月が中心
※横浜在住25年の体感と、SUUMO横浜エリア掲載物件をもとに作成

みなとみらい・関内などの人気エリアは礼金ありが基本、住宅街エリアは礼金なしも選びやすいという構図です。

礼金交渉ができるケース・できないケース

礼金は交渉の余地があります。特に空室期間が長い物件閑散期(4〜8月)は、礼金1ヶ月→0.5ヶ月への減額交渉が通りやすいです。

実際、独自調査でも経験者から「礼金は頑張れば値切れることが多いのでこれから賃貸する人は頑張って」(45歳・男性)「交渉次第でなくせることをあとから知った。やればよかったと後悔した」(33歳・女性)という声がありました。

一方、新築・築浅・繁忙期(1〜3月)の物件は交渉が難しめ。すでに人気が集中しているため、大家さん側に値下げするインセンティブがないからです。

交渉する場合は、申込前に仲介担当者へ「礼金の調整は可能ですか」とストレートに聞くのがおすすめです。

横浜では7月の閑散期に礼金交渉が決まったケースを何度も見てきました。

横浜エリアの一人暮らしについては、「横浜で一人暮らしにおすすめの駅10選!」もぜひ参考にしてくださいね。

礼金あり物件に関するよくある質問

礼金あり物件に関するよくある質問をご紹介します。退去費用やデメリットなどを参考にしてみましょう。

礼金1ヶ月は払いすぎですか?

礼金1ヶ月は関東圏の標準的な相場で、払いすぎではありません。

家賃の2ヶ月分以上が設定されている場合は、相場より高めなので交渉や物件の見直しを検討する余地があります。

礼金あり物件の退去費用は安くなりますか?

礼金は退去費用に充てられないため、退去費用そのものが安くなることはありません。

ただし敷金もある物件なら、敷金から原状回復費用が差し引かれて精算されます。

敷金礼金なしはやめたほうがいいですか?

敷金礼金なしの物件は、契約書の特約次第で評価が分かれます。

短期解約違約金クリーニング特約が厳しい場合は注意が必要ですが、特約が妥当な範囲なら初期費用を抑える選択肢として有効です。

判断基準のくわしい解説は「敷金なし物件はやめたほうがいい?宅建士が教える判断基準と注意点」でまとめています。

「敷金あり 礼金なし」のデメリットは?

敷金あり礼金なしのデメリットは、月々の家賃がやや高めに設定される傾向がある点です。

とはいえ敷金は退去時に戻る可能性があるため、礼金を払うより借主有利と考える人も多いです。

礼金あり物件のメリットを理解して納得の物件選びを

礼金あり物件は、4年以上住む前提なら家賃の安さでトータル得になる選択肢です。

一方で短期居住の予定なら、礼金なし物件のほうが合理的。判断軸は「居住予定期間」と「初期費用の余裕」の2つに集約されます。要点をまとめると次のとおりです。

  • 礼金は退去時に戻らない一時金で、相場は家賃1〜2ヶ月分
  • 礼金あり物件は家賃が安く、物件の選択肢が広い
  • 4年以上住むなら礼金ありがトータル10万円以上トク
  • 経験者100人調査でも63%が「条件次第で選ぶ」と回答
  • 敷金なし礼金ありは契約書の特約を必ず確認する
  • 礼金は閑散期や空室期間が長い物件で交渉の余地あり

横浜で礼金あり・なしを比較しながら物件を選ぶなら、SUUMOやLIFULL HOME’Sなどの大手サイトで条件を絞り込むのが効率的です。

内見前に契約書のひな型を取り寄せて短期解約違約金とクリーニング特約を確認しておきましょう。下記の関連記事もぜひ参考にしてくださいね。

参考文献

1)国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドラインについて」 2)国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)のQ&A」 3)国土交通省「賃貸住宅の入居・退去に係る留意点」 4)Yahoo!知恵袋「敷金なしの礼金ありという物件は どのような、メリット、デメリットがありますか?

礼金あり物件のメリットとは?敷金との違い・退去費用まで宅建士が解説

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